「雨で視野悪く。

 

21時に店が大方閉まる地方都市で

人がまばらで 駅で働く少しの人も帰路を頭に浮かべた顔をしていて

みんなよそ見をして自分の安寧をもっていて

親に会いたくなってだめだな

 

何のためにってまた癖みたいに考えて、考えてることが嫌になった

何かや誰かを思って、一緒にいた時間に意味もくそもありませんように

 

みんなもとの暮らしに戻りたいんだろうな

誰かに罰されたり世間に弾かれたりしないことを願いながら

でも気持ちや感覚で言ったらみんな戻りたいんだろうな

ゆるされたくてその場所にいるみたいなことなのかな、と思った

楽しいや嬉しいという独立した感情や非日常を求めていながら

どこか実体のないものにすがるような 

そういう気持ちなんじゃないかな